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漢方薬

にきびの治療―漢方薬−1「ニキビ用抗生物質の分類と問題点」

にきびの治療―漢方薬−2「ニキビ用抗生物質の種類と副作用1・テトラサイクリン系」

にきびの治療―漢方薬−3「ニキビ用抗生物質の種類と副作用2・マクロライド系、セフェム系」

にきびの治療―漢方薬−4「ニキビ用抗生物質の賢い服用方法」

にきびの治療―漢方薬−5「漢方薬は東洋医学の真髄!」

にきびの治療―漢方薬−6「ニキビ用漢方処方」

にきびの治療―漢方薬−1
「ニキビ用抗生物質の分類と問題点」

皮膚科でニキビ治療を受ける際、症状が悪化しているような場合、内服剤として抗生物質を処方されることがあります。
ドキシサイクリン(ビブラマイシン)、ミノサイクリン(ミノスタシン、ミノマイシン、ミノトワ)、アクロマイシンなどの「テトラサイクリン系」、ルリッド、クラリスロマイシン(クラリシッド、クラリス)などの「マクロライド系」、バナン、セフゾン、メイアクト、セファクロル、オラセフ、フロモックス、パンスポリンなどの「セフェム」系・・・その他「キノロン系」、「ペニシリン系」、「ホスホマイシン系」、「リンコマイシン系」などが皮膚科で処方される抗生物質のおおまかな分類です。
この抗生物質は妊娠中には服用できませんから、女性の場合受診の際には、ご自身が妊娠しているかどうか予め確かめておきましょう。
なぜなら、妊娠中の女性でなくても、抗生物質は種類によって異なる副作用を伴うからです。
体内の殺菌目的で処方されますから、効き目はかなり強いのが特徴です。
皮膚科医は、患者さんのニキビが現在どのようなステージにいるかを診断し、症状によって抗生物質を処方します。
もちろんそれぞれの抗生物質に対するアレルギーを持つ方もいらっしゃいますから、処方は慎重に行われますが。
抗生物質によって殺菌能力や殺菌対象も異なり、副作用も微妙に異なりますが、基本的には下痢や発疹を引き起こし、消火器系に不快感を抱く副作用で共通しています。

にきびの治療―漢方薬−2
「ニキビ用抗生物質の種類と副作用1・テトラサイクリン系」

皮膚科でニキビ治療を受けると、症状がひどい場合内服薬の抗生物質を処方されることがよくあります。
抗生物質の種類によって処方の目的や付随する副作用は異なりますから、医師からも指示があるとは思いますが、服用の際には注意が必要です。
妊娠中は完全にNGですし、場合によっては内服剤の処方も拒否できますので、大まかな知識は把握しておきましょう。

ニキビ用の抗生物質として最も一般的に処方されるのが、アクロマイシン、ドキシサイクリン(ビブラサイクリン)、ミノサイクリン(ミノスタシン、ミノマイシン、ミノトワなど)テトラサイクリン系の抗生物質です。
テトラサイクリン系の抗生物質は、患部のニキビ部分で脂肪が分解する動きを止めます。ニキビが悪化するのは、脂肪が分解される時に生成される脂肪酸が患部を刺激するからです。ですからテトラサイクリン系の抗生物質を服用することで、炎症の抑制効果が期待できます。
ただし、テトラサイクリン系の抗生物質を服用すると、妙にふわふわした感覚を覚え、めまいを感じることも。
また、乳幼児や小さな子供が服用すると、歯の部分が色素沈着してしまいます。
抗生物質はどの種類でも妊娠中の服用が禁じられますが、特にテトラサイクリン系を女性が服用する時、慎重に注意して下さい。
また、副作用と言う程ではありませんが、テトラサイクリン系の抗生物質をマグネシウム、カルシウム、アルミニウムなどのミネラルと同時に服用すると、ミネラルの吸収率が低下してしまいます。
もしニキビの治療と併行して胃薬を飲んでいる場合、胃の負担を軽くする為に胃薬によく配合されているアルミニウムの効果が半減してしまいます。
また、ミネラルを効率良く摂取できる牛乳を飲んでも、せっかくの栄養分の吸収が妨げられてしまいます。

にきびの治療―漢方薬−3
「ニキビ用抗生物質の種類と副作用2・マクロライド系、セフェム系」

ニキビ治療の為の内服剤として処方される抗生物質には、種類によって作用や副作用が異なります。
テトラサイクリン系は殺菌目的で処方されるというよりも、患部の脂肪が分解されるのを予防して炎症を抑制する働きの方が重視されます。
殺菌作用の強い抗生物質は、ルリッド、クラリスロマイシン(クラリシッド、クラリス)などのマクロライド系、そしてフロモックス、バナン、オラセフ、セフゾン、メイアクト、パンスポリン、セファクロルなどのセフェム系です。
抗菌力が強く、作用範囲が広いのはセフェム系です。セフェム系はとにかく種類が多いのが特徴ですが、いずれにしても付随する副作用は、下痢、発疹です。
服用中消化器系の不快感に悩まされるかも知れません。
セフェム系は抵抗のある方も少なくないニキビ用抗生物質です。
逆にマクロライド系はセフェム系と比較すれば、まだ副作用が軽い抗生物質です。
不親切な医師だと抗生物質を処方する際、丁寧な説明を省いてしまうこともありますが、かなりの確率で副作用が現れる強力な薬剤ですから、処方された抗生物質の種類と副作用、どんな目的で処方されたのかは、患者さんの方でも確認するようにしましょう。
もし、飲みたくなくても処方されてしまえば、薬代を支払う必要があります。
皮膚科でのニキビ治療は何かとお金がかかりますし、無駄な内服剤にお金を払うことはありません。
患者さんには治療の方法や内服剤の種類に意見を言う権利があります。

にきびの治療―漢方薬−4
「ニキビ用抗生物質の賢い服用方法」

抗生物質は皮膚科におけるニキビ治療の代表と言っても過言ではないくらい、頻繁に処方されます。
特に症状が進行し、赤ニキビや化膿(黄)ニキビへと悪化しそうな患者さんには、特別にアレルギーがない限り、ビタミン剤などの内服薬と共に、テトラサイクリン系、セフェム系、マクロライド系、ペニシリン系、キノロン系、リンコマイシン系、ホスホマイシン系などの抗生物質が処方されます。
抗生物質が処方されるかどうかは、基本的に患部のニキビがどの段階にあるかによって診断されます。
なぜなら抗生物質は化膿の抑制効果しかありませんから、外用薬成分の過酸化ベンゾイルのように、ニキビのアクネ菌をダイレクトに消滅させて治療する程の効果はありません。
症状を完治させるというよりも、症状の進行を食い止める為に処方されます。
ですから、セルフケアにしても皮膚科での施術にしても、何らかの治療法と併行して服用するのが抗生物質の使い方です。
抗生物質の賢い服用方法とは、どうしても必要な時だけ、なるべく短期間で服用することです。
丁寧なスキンケアをしにくい旅行中や、顔写真を撮影する日、面接日やお見合い、結婚式などのイベントなど、一時的でも患部の炎症を抑えるなら、抗生物質は効果的です。
抗生物質で劇的な効果が得られたからと言って、数ヶ月も連続して服用するのはオススメできません。効いている間はその種類を飲み、効かなくなったら別の種類にトライする、というパターンが最も避けるべき服用方法ですが。
なぜなら抗生物質の服用が長期間に渡ると、体内で耐性菌が生じてしまう可能性があるからです。
健康な方なら耐性菌は特に問題になるような菌ではありませんが、病気を患っている最中や体力が極端に低下している時など、免疫力が衰えている時には危険です。

にきびの治療―漢方薬−5
「漢方薬は東洋医学の真髄!」

東洋医学の真髄である漢方薬には、過酸化ベンゾイルで確実、かつスピーディにアクネ菌を消滅させるアメリカ製プロアクティブとは異なります。
異なると言うより・・・「西洋医学VS東洋医学」でそれぞれのアプローチ方法は真逆です。
西洋医学に基づくアメリカ製プロアクティブは、ニキビの直接的原因はアクネ菌の繁殖であり、余分なアクネ菌を過酸化ベンゾイルで消滅させることによって炎症を沈め、ニキビ跡が残らないようにニキビを完治させていく、というニキビの化学的なメカニズムに基づいた作用を発揮します。
一方、東洋医学に基づく漢方薬でのニキビ治療は、時間をかけて徐々に体質を総合的に改善していく、というアプローチなので、最低でも半年間服用を続けないと結果は出ません。しかもその漢方薬が合うかどうか、効果があるかどうかは半年近く継続して服用しないことには分かりません。
その代わり、症状にぴったりくる漢方薬が見つかれば、身体の深い部分から体質を改善していくことができます。
西洋医学と東洋医学の優劣を競うのはナンセンスです。
それぞれにメリットとデメリットがあり、場面に応じてどちらの医学も必要なのですから。
ニキビ治療に関しても、まずは繁殖しているアクネ菌を過酸化ベンゾイルで消滅させながら、洗顔、ローション、クリームという3ステップでニキビのできない皮膚へと鍛えていきます。
と、同時に、漢方薬治療で時間をかけて内側からニキビが発生する原因を改善していけば、内側と外側からのケアが成立します。
なぜ、漢方だけのケアをオススメできないかと言えば、ニキビ治療はとにかくスピードが命で、治癒が遅れればそれだけニキビ跡が残る確率が高くなります。
ですから効く漢方薬を時間をかけて探し当てているうちに、皮膚組織が破壊されてデコボコになったり、色素沈着を引き起こしてしまう恐れがあります。

にきびの治療―漢方薬−6
「ニキビ用漢方処方」

症状や体質によって処方される漢方薬は異なります。
半年近く服用してようやく効果の兆しを感じる漢方処方もありますが、まずは2ヶ月から3ヶ月、服用を続けてみて下さい。
全く反応がないようなら別の処方にトライしていく、というパターンでぴったりくる処方を探します。
ただし、東洋医学の真髄である漢方薬治療に焦りは禁物です。
また、漢方薬は全身に作用して症状を改善していくので、効き目の観察はニキビが発生している患部だけではなく、全身のコンディションから判断しましょう者の方は本格的な漢方専門店より、漢方薬も扱う皮膚科などに相談した方が良いかも知れません。
それでは皮膚トラブルでよく処方される漢方をご紹介します。
そう強くない体質で、冷え性、貧血傾向がある方の赤みの薄いニキビなら、「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」です。体質が強くもなく弱くもなく、といったちょうど中間にあたる方向けの漢方処方は3種類あります。「ニキビの症状が月経時に悪化する傾向があり、生理不順だったり生理中は下腹部が圧迫されるように痛む、またニキビは赤黒い」場合は「桂枝茯苓丸加ヨク苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)」です。「慢性鼻炎を伴い、ニキビが既に化膿している、あるいは化膿しかかっている」方は、「荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)」です。
「化膿しかかっている上に症状は顔面だけではない」方は「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」です。
ある程度体質が強い方で、「冷え性や便秘、生理中の下腹部の圧痛がなく、かなりニキビの化膿が進行している」なら「清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)」です。強めの体質で「便秘、のぼせ感、冷え、下腹部の強い顔面が赤黒く、ニキビが痛い程可能している」方は、「桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)」です。
また、便秘性ニキビの場合、「大黄甘草湯」にトライしてみましょう。
もちろん、ニキビ跡を残さずスピーディにニキビを完治させる為、アメリカ性プロアクティブの過酸化ベンゾイルを使用したアクネ菌処置は優先して行うようにして下さい。