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予防
にきびの治療―予防−1
「地味でも規則正しい生活を!」
就寝時間は決まっていますか?
毎日何時間ぐらい寝ていますか?
深く眠り、爽やかに目覚めることができていますか?
食事時間と回数は決まっていますか?
毎日どれぐらいの量を食べていますか?
栄養バランスは偏っていませんか?
生活習慣の中でも、睡眠と食事はかなり重要な影響をニキビに与えます。
栄養バランスのとれた食事を適量規則正しく摂取し、充分な質と量の睡眠を毎日とる―――びっくりしてしまうぐらい地味な生活ですよね。
けれど、規則正しい生活は、ニキビの予防策として最大の効果を発揮します。
食べ過ぎた翌日や徹夜明けに、突然ニキビができていることがあります。
不規則な生活は、それだけでニキビを誘発するきっかけになり、ニキビが発生しやすい肌の土台をつくってしまいます。
10代20代の頃は、多少無茶をしても、夜通し遊んで徹夜で学校に行ったり、朝帰りのまま通勤したり、それでも体力が持ちます。
けれど肌は正直です。
行動は気力で頑張れても、目の下のクマやニキビはどうにもできません。
現在ひどいニキビ肌に悩まされている方も、1日で突然ニキビが広範囲に広がったわけではありません。
最初は誰もが、たった1つのニキビからニキビ生活を開始しているのです。
その1つのニキビは、不規則な生活がきっかけで発生することが多いというお話です。
ニキビが発生する隙をあたえない、それが最大のニキビ予防になります。
にきびの治療―予防−2
「毛穴を詰まらせない」
毛穴が詰まっただけで、即ニキビが形成されるわけではありません。
けれど、詰まった毛穴でアクネ菌が増殖すれば、ただちにニキビが発生して炎症を起こしてしまいます。
皮脂腺が活性化すると毛穴が詰まる、と毛穴詰まりに関して誤解してらっしゃる方も少なくありません。
分泌される皮脂が正常であるなら、多少過剰に分泌されても問題はありません。むしろ皮脂腺の働きが低下する方が深刻な肌トラブルを引き起こし、肌全体の質を下げてしまいます。
皮脂腺から分泌される皮脂は自然の潤いですから。
問題は、皮脂の量ではなく、質です。
分泌される皮脂の質がドロドロに変化してしまうと、毛穴詰まりの原因になります。
つまり、洗顔を丁寧に行う、汗をかいたら清潔なタオルで小まめに拭き取る、といったニキビ予防も効果的ですが、大切なのは皮脂の質を正常に保つことです。
皮脂の質を正常に保つには、質と量の充分な睡眠をとり、決まった時間帯に決まった回数、栄養バランスのとれた食事を摂取し、適度に身体を動かして規則正しい生活を送るのが最も効果的です。
特に皮脂の質は食事内容の影響をダイレクトに受けますから、普段油分の多いメニューが大好物だったり甘いもの、辛いものを好んで食べている場合、回数や量を減らすなどの工夫が必要です。
ニキビ予防の為の毛穴ケアというと、ほとんどの方が詰まってしまった毛穴に対処しています。けれど重要なのは、そもそも毛穴を詰まらせないことなのです。
にきびの治療―予防−3
「その日の汚れはその日のうちに」
ニキビの直接的な原因は、アクネ菌の繁殖です。
アメリカ製プロアクティブに配合された過酸化ベンゾイルを塗布したり、皮膚科のレーザー照射によってダイレクトにアクネ菌を消滅させない限り、どんなに丁寧に顔を洗っていても、アクネ菌は毛穴で増殖を続けます。
ニキビを予防するなら、その日の汚れはその日のうちに、しっかり落としましょう。
乱暴にゴシゴシ洗う必要はありません。
それでは天然の潤いである必要分の皮脂まで洗い流してしまいます。
余分な汚れだけ確実に除去していけばよいのです。
また、ニキビ予防には、顔の洗浄を洗顔料だけに頼らないことも重要です。
時間のない朝は蒸しタオルなどで優しく毛穴を開かせ、夜は軽くストレッチをしたり浴槽にゆっくり浸かって自然な発汗を促しましょう。
アクネ菌は普段から私たちの皮膚でうようよしています。
けれど存在するアクネ菌がすべてニキビの原因となるわけではありません。
質を変化させた皮脂などが毛穴に詰まり、そこにアクネ菌が付着するとニキビが形成されます。
ですから、毛穴を詰まらせず、皮膚を常に清潔に保ち、肌でうごめいているアクネ菌をニキビに返信させないようにしましょう。
ちなみに、アルコールは適度であれば問題ありませんが、適量を越えると皮脂腺も刺激されますし、油っこいおつまみなどで体内の油分が高まり、ニキビを発生しやすくなります。
それ以上に、大人の女性に苦言を呈したいのは、「呑んでそのまま寝ない!」ことです。
朝起きてすぐでは遅いのです。
メイクをしたまま寝ている間に、毛穴が詰まり、スピーディにニキビが形成されます。
しかも、「朝起きてすぐ」とは言っても翌日が休みならともかく、平日だった場合、化粧も落とせない程酔っているわけですから、当然次の日も慌しく出発するパターンが考えられます。
下手すると昨日のメイクの上からファンデーションやチークを塗り足したりして・・・??
24時間以上汚れたメイクで毛穴を塞いでしまったら、ニキビの発生率は急激にアップしてしまいます。
にきびの治療―予防−4
「ストレスを溜め込まない」
たかがストレス、と侮ることはできません。
ストレスは美容と密接に関係しています。
ストレスが大きくなると、ニキビなどの美容トラブルを引き起こすどころか、健康すら損なわれる恐れがあります。
ニキビが発生する直接的な原因はアクネ菌の繁殖ですが、毛穴でニキビが形成されるまでには、複数の要因が重なり合っています。
その要因の大半は、ストレスとダイレクトに関っているのです。
ストレスが大きくなると、快適に眠れなくなります。不安で胸が一杯になって中々眠りにつけなかったり、寝ても悪夢にうなされたり、眠りが浅い為朝起きるのが苦痛になったり、逆に現実逃避から異常な程長時間寝続けてしまったり・・・。
質と量が充分でないと、ホルモンバランスも崩れていきます。
また、ストレスで胃をやられ、極端に食が細くなってしまったり、反対にドカ食いに走ってしまうことも珍しくありません。
大きくなったストレスはやがて、精神をウツ状態へと導いていきます。
それこそ、ニキビ予防どころかご自分の身体や気持ちを労わる気力すら失われている状態です。
それでもたかがストレス、と言い放てますか?
けれど、ニキビ予防の為のストレス対策、と言って「ストレスを感じないようにする」というのは間違いです。
全くストレスを感じないで生活するのは不可能ですし、ストレスを感じること自体はある意味で健全な自然現象なのです。
なぜなら人間には感情があり、ポジティブな感情と共にネガティブな感情を抱くようになっているからです。
ストレスゼロでいられるのは、感情を持たないロボットぐらいでしょう。
大切なのは、ストレスを感じないようにして自分の感情を無視するのではなく、感じてしまったストレスをこまめに解消し、溜め込まないことです。
ニキビ予防の為のストレス対策とは、自分なりに「こうすれば癒される、気分が晴れる、楽しくなる」方法を見つけることです。
何に対してストレスを感じるかは人によって違うように、どうすればストレスが発散できるか、具体的な方法も人によって異なります。
にきびの治療―予防5
「腸内環境を整える」
腸内環境を整えることは、ニキビ予防に絶大な効果を上げます。
皮脂の質がドロドロに変化して毛穴詰まりを起こしやすくなったら、恐らく腸内環境は最悪の状態だと思って下さい。
肌にニキビがある方は、高い確率で便秘症だと思われます。
幸い、便秘症なのにまだお肌にニキビがない、と皮膚にまで腸の影響を及ぼしていないなら、今のうちに腸内環境を改善しましょう。
便秘症の克服はニキビを未然に防ぎたいなら必須です。
カリスマ美容家たちの理論や使うスキンケアアイテムは、人によって異なります。
けれど、「年齢よりも若く、美しい素肌へ」というゴールは共通しています。
そして多くのカリスマ美容家たちが口を揃えて強調するのが、腸内環境を整えないことには、真の美肌には到達できない、ということです。
はっきり言って、1ランク上のスキンケア用品を使うより、便秘症を治す方が目に見えて肌は美しくなります。
逆に、最悪の環境にある腸内を改善しなければ、ニキビをはじめ、次々に皮膚トラブルに見舞われてしまいます。
便秘の方の腸内には、本来体外に排出すべき胃から取り入れた食べ物や分解物が滞留し、長期間蓄積されるうちに、異常発酵を始めます。便秘症の方のおならが臭いのは、分解物の異常発酵に伴い、有害物質が発生してしまうからです。腸は栄養だけではなく、こうした有害物質も吸収してしまいます。
腸壁から吸収された有害物質は血液や皮脂をドロドロに変化させますし、必要な栄養素も老廃物や毒素に阻まれて血液中に取り込むことができなくなります。
腸内環境の改善は、ニキビを予防するだけではなく、発生してしまったニキビをスピーディに治癒させる効果もあります。
皮膚科でのニキビ治療では、過酸化ベンゾイル入りのアメリカ製プロアクティブを勧められたり、ビタミン剤や抗生物質を処方されるのが一般的なパターンです。
でも内服剤を服用しても、栄養分や成分はドロドロ腸内からはきちんと摂取することはできず、せっかく処方薬を飲んでも、思うような効果も出ません。
にきびの治療―予防−6
「頭回りにも気配りを!」
洗顔を丁寧にする、毛穴を塞がないようなローションで水分補給・・・とニキビの予防対策を顔だけに集中していませんか?
ニキビ予防は顔だけでは不十分です。
腸内環境を整えたり規則正しい生活を心掛けたり、身体の内側からもニキビ対策を施していく必要があります。
そして忘れがちなのが、頭周りです。
頭の中の頭皮ニキビで悩んでいる方なら頭部もケアせざるを得ませんが、一般的に忘れられやすいエリアは頭部です。
でも頭皮は顔の皮膚と繋がっていますし、実は頭皮が顔のお肌に与える影響は少なくありません。
例えば粗悪なシャンプーやコンディショナー、ヘアケア剤などを使用し、しかも使用方法も雑だと、すすぎ残しや顔にかかったヘアケア剤の刺激で、ニキビが誘発されることもあります。
また、ボリュームのある前髪をいつも下ろしていたり、長時間帽子やウィッグを装着している方は、おでこを中心にニキビが発生しやすい状況と言えます。
清潔な帽子を紫外線対策用にかぶるならOKですが、買ってから一度も洗っていないような帽子は、頭の中で雑菌を繁殖させます。
もちろん毛穴も詰まりやすくなり、活発になったアクネ菌がニキビを形成するのも時間の問題です。
ニキビ予防では、頭回りにも気配りを忘れないようにしましょう。